ロジクールの定番トラックボールマウスとしてロングセラー商品になった「M570」。
そのM570が10年ぶりにリニューアル、最新モデルが登場しました。
それが「ロジクール ERGO M575」です。
カラーは2色展開で「オフホワイト」と「グラファイト」。
今回僕が購入したのは、グラファイトの方です。
左利きなのに右利き用のマウスを買うという暴挙。


細かい話はこの先に書くとして。
Macユーザーには注意して欲しいポイントもあるので、まずは目次見てみてください。
パッケージと開封
ではまずパッケージから見ていきます。
この辺りマニアックなので、軽く読み流しても大丈夫です(笑)
開けてみるとこんな感じ。
電池もレシーバーも、本体底面にある電池ぶたの中に、最初から入っています。
M575の特徴
ロジクール ERGO M575 ワイヤレストラックボール | 製品ページより
1. 疲れにくい工夫が施されたデザイン
名前に"ERGO"とついている通り、人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインが採用されています。そのため、長時間の作業でも、よりリラックスしてマウスを操作できそう。
また、手のひらを置いたときの置き心地がいい(個人の感想です)。
2. 操作精度の向上
親指の操作精度が以前のモデルより高められています。
専用のソフトウェアを使う必要がありますが、解像度が最大2,000dpiまで調整できるようになっています。ここでいう「解像度」っていうのは、より細かくポインタの移動速度を調整できること、くらいに思っててください。
専用ソフトウェアのダウンロードはロジクールのサポートページから。
3. ボールの取り外しができるのでメンテナンスが楽
取り出ししやすいようにこんな感じに穴が開いています。
ここを指で押し込んであげると、簡単にトラックボールが取れるので、掃除も楽々。
4. ワイヤレス接続方式が2種類
ワイヤレスの接続方法は、USBレシーバーとBluetoothの2種類。
最近のノートブックタイプのMacにはUSB-C(Thunderbolt3)ポートが採用されているので、Bluetooth接続があるのは嬉しいよね。ていうか、ないと困る。
事情によってUSBレシーバーをどうしても使いたい場合は、USB-CからUSBに変換するアダプタが必要になります。
5. ボタンに割り当てられる操作をカスタマイズできる
これにも専用のソフトウェア「Logicool Options」が必要。
できる操作内容は多岐に渡ります。
かなりの操作が割り当てられるんだけど、個人的によく使うカットやコピー&ペーストなどのショートカットキーの割り当てがないのだけ残念。右クリックでメニュー呼び出し...という手順を飛ばして、ショートカット操作が出来るのが理想だった...。
念のためこちらにも貼っておきますね。専用ソフトウェアのダウンロードはロジクールのサポートページから。
使い心地は?
トラックボールを使ったことがない人にとっては、正直、慣れるまで時間は必要。
僕はこれと別に、エレコムのトラックボールマウス(左利き用)を使っていてある程度慣れている方。そのうえで感想を述べます。
オススメ&注意ポイント
ココがおすすめ
- 手の置き心地はたしかに良い、操作しやすい
- 解像度を高く設定できる → カーソルの動きを自分に合うように微調整して動かしやすくできる
- (トラックボールマウス全般に言えることだけど)手首の腱鞘炎とおさらばできる
- 手首を動かす必要がないので省スペースですむ
一方で、注意したい点はこちら。
ココに注意
- マウスのボタン割り当てや解像度設定は、専用のソフトウェアが必要(要ダウンロード)
- トラックボールマウス初体験の人は、操作に慣れるまで時間が必要
- 仕様条件をロジクール公式サイトでチェック!(例:Bluetoothの場合:対応OS: Windows 8以降、macOS 10.13以降、iPadOS 13.4 以降)
- Macユーザーは、FileVaultがオンになっている場合、スリープ復帰(または再起動)時にマウスが使えなくなるトラブルあり
赤い太文字で書いた部分を下記でフォローします。
既知の問題:Bluetooth接続時に、Macでスリープ復帰(または再起動)したあとのログイン画面でマウスが使えなくなる
これはロジクールの公式サポートページも記載があるんですが、起因している問題点は、可能性として二つあります。以下、ロジクールのサポートページのリンクです。
1. まずは、下記のトラブルシューティング手順を実行して改善するかをみてください。
https://support.logi.com/hc/ja/articles/360023352573
2. 1.で改善がなかった場合は、下記の記事を参照します。
https://support.logi.com/hc/ja/articles/360037899233
2.については英語で書かれているので、簡単に要約&意訳するとこうなります。
あなたの問題が、
- 再起動後にログイン画面になった時、マウス操作ができなくなる
- ログイン後には問題なく使えるようになる
上記に当てはまる場合、「FileVaultがオンになっている」ことと関係があるかもしれません。
FileVaultがオンになっていると、Bluetoothマウスやキーボードは、ログイン画面では使用できません。ログインした後は再接続されて使用できます。
はてな
この問題について、回避策として下記が紹介されています。
- USBレシーバーを使う
- ノートブックタイプのMacなら、キーボードとトラックパッドを使ってログインする(その後ならマウスが使用できる)
- デスクトップタイプのMacなら、USBキーボードやマウスを使ってログインする(その後ならマウスが使用できる)
デスクトップタイプのMacではけっこう致命的な問題ですね...。
これ、FileVaultをオフにすると解決するかもしれませんが、セキュリティを下げることになるのでオススメしません...。
結論:トラックボール初心者にもオススメ!
上記の既知の問題があることもふまえ、こういう感じにまとめて、オススメしてみたいと思います。
こんな方におすすめ
- 初めてBluetoothトラックボールマウスを買ってみようという人
- ノートブックタイプのMacを使っている
- デスクトップタイプのMacユーザーでも、すでにマウスやキーボードを持っている
- Windows 8以降のユーザー - M570を使っていて、その後継機だからもう買っちゃいたい人
Bluetooth接続が選べるので、ワイヤレス&省スペースな環境を構築できるという大きなメリットがあります。
トラックボールマウスには興味あったんだけど...という人は、ぜひこの機会にチャレンジしてみませんか?
左利きの人があえて、この右利き用マウスに乗り換える?
ここからは蛇足になるかもですが、冒頭でお話したこと...覚えてますか?
左利きの僕が、このマウスに頑張って乗り換えるかどうか...結果は、

でした。
操作感などは全く問題なかったのです。使い心地よかった!
ではなぜかというと、すでに使っているエレコムの左利き用トラックボールマウス「EX-G(M-XT4DRBK)」の方が、ショートカットキーが設定できるという利点がある、これにつきます。
これの赤玉タイプのものをあえて買ったんですけど、それが超かっこいい(ロジクールには赤玉なかったから...)。6ボタンに操作を割り当てできるし、左利きでトラックボールマウスを使っている人の最適解じゃないかなと個人的に思ってます。これでBluetooth接続だったら完璧だった!(この製品はUSBレシーバータイプです)
ポイント
- 赤玉が選べる
- 6個のボタンに操作割り当てができる
- その操作にショートカットキー(カット、コピー、ペースト)が割り当てできる
M575は、右利きの人にとっては間違いなく魅力的な製品です。
トラックボール初心者にはオススメです!
僕も使っているコスパ最強のマウスパッド。手首の痛みから解放されたやつ。こちら超絶オススメです。

最後までご覧いただきありがとうございました!
(おしまい)