今回はBeatsX購入レビュー第二弾ということで、実際の設定方法や使用感などを紹介していきます。
まず通常は、Bluetoothイヤフォンをスマートフォンで使えるようにするには「ペアリング」というものを行わなくてはなりません。しかし、iPhoneだとこれが超簡単で超便利なので、詳しくお伝えします!
それと、使ってみての感想と、前回書けなかった部分についても少し補足します。前回レビューをまだご覧いただいてないひとは、ぜひこちらからどうぞ。
Appleのテクノロジーが吹き込まれた製品 "BeatsX"
2017年に発売開始されたBeatsXには「W1チップ」というものが搭載されています。Apple自身がこのチップを設計してBeatsXに搭載。iPhoneなどのiOS製品はもちろん、MacやApple Watchとも親和性が高くなるよう設計されているため、これらとBeatsXは簡単にペアリングすることが可能なのです。
W1チップの恩恵でペアリング方法が進化
iPhoneで使い始めるのが超簡単!
さて、開封してiPhoneで使ってみよう!と思ったときに最初に何をすればいいか。これはクイックスタートガイドにも載っているけど、とても簡単。
- 対象デバイス: iPhone, iPad, iPod touch
- iOS Ver: iOS 10以上
①iPhoneのBluetooth を「オン」にする
②BeatsXの電源ボタンを1秒間長押しする
電源ボタンを 1 秒間長押し。このとき、ロックが解除されているiPhoneに近づけておく。
③画面にBeatsXが表示されるので「接続」をタップ
④接続中...の表示がきて
⑤ペアリング完了!
開封直後のまだ充電しない状態で、89%チャージされていました。有能。You Know.
Macでもすぐに使えて超便利!
iPhoneと同じApple IDを使って、Mac上でiCloudにサインインしていれば、Macで新たな設定は不要。すぐにBeatsXを使い始めることができます。
Macからだとこのように、システム環境設定にすでに登録された状態で表示されます。画面上部メニューバーのBluetoothマークからも、デバイスを選択して「接続」を選ぶだけで、簡単にiPhone → Macに切り替えができて便利。
Apple Watchでもすぐに操作可能で超便利!
BeatsXの電源をオンにしてApple Watchからミュージック再生すると、すぐにBeatsXから音楽が流れてきます。Apple WatchはそもそもiPhoneとペアリングされているので、これはそうなるんだろうなぁと思っていたけど、追加の設定不要というのがもう便利すぎる。ランニングも捗ります。
ファームウェアが常に最新バージョンに自動アップデート
iOS10以上のiPhone (iPad, iPod touch含) なら、BeatsX用のファームウェアが常に最新になるように自動更新されます。これは地味に便利。というのも、従来のBeats製品についてはファームウェアの更新はパソコンから行う必要があったから。
突然ノイズが入るようになったとか、充電ができなくなったなどのトラブルが起きたときに、このファームウェアのアップデートを行うと解決することがあります。それを、BeatsXは自動でやってくれる。これはすごいし、楽ちん。
なお、ファームウェアのバージョンは、ペアリング済みのiPhoneから 設定 > 一般 > 情報 > BeatsXから確認できます。
その他にもたくさんある、BeatsXの地味にスゴイ魅力
デザイン
僕の購入したブラックは、イヤーパッド部分のみ一部少しツヤっぽい感じで、全体的にマットな質感のブラックで統一されています。どんな服装にも邪魔にならないし、少しだけ高級感を感じます。
Flex-Formケーブル
BeatsXを首にかけてみるとわかるのだけど、歩いたりしても大きくずれたりすることがありません。歩くくらいの振動では、ケーブルがあっちこっちに動いたりしない。でも、硬いわけでもなく柔らかいケーブル。なんだか不思議な感じ。「柔軟なフィット感を得られる」ように設計されているというだけあり、たしかに安定感があります。
BluetoothがClass1に対応
Bluetoothの規格には"Class1"や"Class2"があり、通常は"Class2"が多い。これは通信距離でわかれているのだけど、Class2は約10メートル、Class1は約100メートルなんです。このおかげで、このワイヤレスイヤフォンをつけたまま家の中を歩き回っても、音楽が途切れる心配がありません。
実際に試してみました。家の3階にiPhoneを置いておき、1階の玄関先まで移動してみたけど、音楽は途切れず、ちゃんと聴くことができました。これも地味にスゴい。
イヤフォン部分(イヤーパッド)がマグネット式
イヤフォンの左と右それぞれに、磁石が内蔵されているから、使わないでおくときも首にかけてぶらんぶらんしないようにくっつけておくことができる。しかも絡まない。
気になる音質は?
Bluetoothでワイヤレスだと音質はどうなんだろう...?という疑問が出てきますが、最近の製品はどれもそれほど遜色がないように思います(個人の感想)。BeatsXは「リアルでクリアなサウンド」とうたっているだけあり、十分合格点。もちろん、安物のシャカシャカ音ということもなく、個人的には満足できるレベルでした。
少なくとも、ワイヤレスだからノイズが入ったり途切れたり...ということは全然ありませんでした。
結論:BeatsXはオススメ!
できれば店頭で実際に試してみていただきたいですが、僕的にはオールオッケーでオススメ。カナル型なので多少ひとを選ぶかもしれないけど、軽くてワイヤレスで持ち運びしやすいBluetoothイヤフォンは、(あえて大げさに言うけど)それまでのライフスタイルを大きく変えてくれる可能性を秘めています。
AirPodsだとなくしそうで怖い...という人には、ケーブル付きのBluetoothヘッドフォンが超絶オススメ。
(2020年11月8日加筆)
本日現在、BeatsXは在庫限りで販売終了の予定。用意されているカラーが従来の4色からリニューアルされて、ブラック、サテンシルバー、レジスタンス・ブラックレッドの3種類になっています。

さいごまでご覧いただき、ありがとうございました!
(おしまい)
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