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【図解】日本脳炎のワクチンについて | 接種スケジュールや対象年齢などの情報まとめ

この記事は2017年9月の状況を振り返りながら、一般的な日本脳炎ワクチン接種についての情報をまとめています。(2020年11月現在ではワクチン不足の問題は解消されています)。

過去の出来事である当記事を、わざわざ旧ブログから移転させている目的は、ワクチンで過去にこういった事態があったということを記録として残しておくことです。

子どもたちのワクチン接種ってスケジュール管理が大変...。そして、いつの時期までに終わらせておかないといけないというのも大事。

そんなワクチン接種のなかで、2017年9月時点で全国的にワクチンが不足した問題を覚えているでしょうか?

それが今回記事にしている「日本脳炎」のワクチンです。

今でこそ解決していますが、当時は大変な問題でした。

今回は日本脳炎予防接種についての情報をまとめてみました。この日本脳炎ワクチンについていろいろ調べてみたことを、Q and Aの形式にしてお届けします。通常の接種時期についても図解している。全国のパパさん・ママさんのお役に少しでも立てば嬉しいです。

日本脳炎ワクチンについて

Q. いつ接種するの?

A. 標準的な接種スケジュールは以下の通り。

  • 1期接種
    - 1回目:3歳~4歳の期間に接種
    - 2回目:1回目を接種してから6~28日までの間隔をおいて接種
    - 追加接種:2回目の接種を行ってから概ね1年を経過した時期に1回
  • 2期接種
     - 9歳~10歳までの期間に1回

あくまでも標準時期。病気にかかってしまったなどの理由で、これ以外の時期になる場合もあると思います。下の方に図でまとめているので参考にしてください。

Q. 標準的な接種時期を過ぎた場合はどうなるの?

A. 標準的な初回接種時期である3歳〜4歳を過ぎた場合でも、接種は可能です。また、日本脳炎ワクチンは生後6ヶ月を経過したら接種することができます。

何らかの事情で接種できていない場合でも7歳半になるまでであれば、定期接種としてワクチンを射ってもらえるはず。

子どもの生年月日によって違ってくるので、下記を参照してみてください。ただ、個人がまとめている情報なので、かならず各自治体や病院に確認をお願いします。

この図に当てはまらない方でも接種可能な場合があります。まず自治体に相談して見ることを強くオススメいたします!

*スマートフォンをご利用の方へ: 下画像がみづらい場合は、タップして拡大してみるか、PCやタブレットからの閲覧をお願いいたしますm(_ _)m

Q. 接種回数は?

A. 上記の通り、通常のスケジュールで接種できれば、13歳までに4回となります。

Q. 接種対象年齢は?

A. 上記の通り、標準的には3歳〜4歳が1回目の接種時期となりますが、現在は生後6ヶ月以上になれば接種可能となっています。自治体が発行している予防接種スケジュールに、この6ヶ月経過後を第一回目として記載しているところもあります。

Q. 接種費用は?

A. これも各自治体で確認が必要ですが、定期接種の時期にちゃんと摂取できれば無料となるはずです。 時期を過ぎてしまった場合は有料になることがあるので注意が必要。

Q. ワクチン接種の効果は?

A. ワクチン接種により、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができることが報告されています。

Q. 日本脳炎にかかったらどうなるの?

一般に、日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ1000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した方の20~40%が亡くなってしまうといわれています。また、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれています。

(引用元: 日本脳炎 |厚生労働省

厚生労働省の調べでは、平成25年(2013年)には9名、平成26年(2014年)には2名が全国で罹患していることが分かっています。重症化するウイルスなので、現在は定期接種になっています。

Q. なぜ2016年〜2017年にかけてワクチンが不足していたの?

A.  生後6ヶ月から接種が可能となり、各自治体でもそれまでの任意から定期接種化されていったため、全国的な需要が高まり、供給が追いついていない、というのが一般的な回答。また、熊本地震の影響や、ワクチンを製造している会社の問題などとも言われていますが、はっきりした答えはありません(注:2017年9月時点。2020年11月現在は解消されている)。

Q. ワクチン接種は予約できるの?

A. これは病院によって対応が異なるようです。

ワクチン不足が起きた当時、僕が住んでいる場所でいくつか病院をあたりましたが、以下のような状況でした。
(ちなみに、これは2017年に予防接種を受けようとしたときの状況。我が家は、当時0歳と5歳の子どもを抱えていました。今はスムーズになっているはずです。)

  • 6ヶ月経過後の赤ちゃんは予約不可、5歳以上の子であれば予約可(大病院)
  • 予約は可だが、1年以上待つ可能性あり(個人小児科クリニックA)
  • 現在は予約自体を受けていない(個人小児科クリニックB)

長男くん、次男くんの接種を予約しましたが、このときなんと46人待ちと言われました...。この時の絶望感ったらなかった...。

さいごに

子どもの笑顔のためにも、ワクチン接種はなるべく早く!と考えると思います。

ワクチン不足はいつ起こるかわかりません。現在もコロナ禍の影響で、インフルエンザ予防接種をふつうに受けるのも大変な状況です。早めに自治体や病院に問い合わせておきましょう。

また、乳児予防接種スケジュールを国立感染症研究所が発行しています。自治体から発行されているものもありますが、こちらもあわせて確認しておくと慌てなくていいかなと思います。

ラフター
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さいごまでご覧いただきありがとうございました!

(おしまい)

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