本日(2021年1月13日)auより新料金プランに関する発表会が行われ、これで大手三社(ドコモ、ソフトバンク、au)の新料金プランが出揃いました。
この記事では、大事な部分を比較できるようにして、なるべく分かりやすくお届けします。尚、記事内で表記している金額は特に明示がない限り、税抜料金となります。あらかじめご承知おきください。
三社新プランの共通点
各社新プランの共通点を見ておきましょう。
- 2021年3月からサービス開始
- ネットワーク品質はMVO(ドコモ、au、ソフトバンク)と同じ
- キャリアメールは利用不可
- *
家族や光回線を契約していると割引される、各種割引サービスは適用外
(そのため、家族丸ごと新プランに変更すると、かえって高くなるケースも...) - 申し込みはオンライン窓口のみ
*2021/1/15追記:ドコモが「ahamo」について、ファミリー割引のカウント対象にする方針に変えたと報道されました。
では各社のプラン詳細を見ていきます。
まずは...気になりますよね、今回発表されたauの新料金プランから見ていきましょう。
新料金プラン概要
au on povo(ポヴォ)
一見、先行して発表したドコモ・ソフトバンクよりも低い料金プランに見えますね...。
「au on povo」の料金プランは他二社と通話料金に違いがあり、標準で20円/30秒です。一方で、ドコモとソフトバンクは、標準で「5分以内国内かけ放題サービス」が付いて2,980円です。
つまり、auも他社と同じく「5分以内国内かけ放題」を追加した状態にすると、三社揃って2,980円になります。
これが他社よりも500円安いからくり?です。

auのトッピングサービス
auはオプションサービスを「トッピングサービス」と呼び、「必要な時に必要な分だけ」サービスを追加できると謳(うた)っています。

image:au(LINE LIVE)

image:au(LINE LIVE)
現在、auが発表会で話した内容から、下記のトッピングがあることが分かっています。
- 5分以内かけ放題(500円)
- データ使い放題 24時間(200円)
- 通話かけ放題(1,500円)
- SNS使い放題 24時間(料金未発表)
- 2時間ムービー見放題(料金未発表)
「データ使い放題 24時間」で200円というのは、
「データ使い放題/24時間」・・・200円
とした方が分かりやすいでしょう。
データを24時間だけ使い放題にできるスイッチがあり、オンにする→200円かかる
といったイメージです。
週末の日曜日だけ旅行先で映画を見る...といったケースが想定されています。また、出先でZoom(ズーム)などのオンライン会議に参加する場合でも、「この日だけデータ使い放題を追加しよう」といったことが可能です。
これは、標準プランの「20GB」とは別に使えるので、便利かもしれませんね。
docomo ahamo(アハモ)
こう見ると、先行発表したドコモがいちばんシンプルですね。
SoftBank on LINE
LINEを100%完全子会社化し、SoftBank × LINEの新サービスとして発表されました。
ソフトバンクによるMVOのサービスとして展開するので、ネットワーク品質も劣ることがありません。
LINEモバイル自体はMVNOとしてサービスを継続します。また、LINEモバイルからSoftBank on LINEへの強制移行などもありません。現在契約しているユーザーは、そのまま継続してサービスを受けられます。
テーブル(表)で比較

スマホからだと見づらいと思います。お手数ですが、拡大してご覧ください(詫)。
各社、今後の動向について
実質、三社とも同じ料金帯になるので、ドコモ、ソフトバンクがここから更に料金を値下げ...ということはまずないでしょう。
ソフトバンクに関しては、LINEモバイルとの差別化のため、「SNS使い放題」という有料オプションをあえて入れなかったのではないかという所感です。このauの出方に対してどうでるか、というのは見所としてありますね。
ドコモは他社と比較しても目玉となるオプションサービスがないことから、今後何か足される可能性もあります。ただこれはすぐではなく、サービス開始してから検討されることになるでしょう。

さいごまでご覧いただき、ありがとうございました!
(おしまい)